家を売るときにオーバーローンかどうかを確認するには

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家を売るときにオーバーローンかどうかを確認するには

家を売ろうと考えたとき、残るローン額が売却価格を上回るオーバーローンの状況は、多くの人にとって深刻な問題です。

しかし、場合によってはそもそもオーバーローンについての知識が少なく、正しく判断できないかもしれません。
本記事では、オーバーローンの状況を理解し、その影響を最小限に抑える方法を見ていきましょう。
 

□オーバーローンの基礎知識

1:オーバーローンの定義と発生原因

オーバーローンは、売却価格が住宅ローンの残債を下回る状態です。
例えば、住宅ローン残債が1,000万円で売却価格が800万円の場合、オーバーローンとなります。

この問題が生じる主な理由としては、高額ローンの利用、家の資産価値の低下、ローン借入後すぐの売却などが挙げられます。
これらの要因を把握し、自身の状況を精査しましょう。

2:オーバーローンの問題点

オーバーローンの最大の課題は、売却時に抵当権の抹消ができなくなることです。
住宅ローンを利用して家を購入すると、金融機関が抵当権を設定します。
この抵当権を抹消しない限り、家は金融機関の担保として残り、売却はかなり難しくなるでしょう。

オーバーローンはこの抹消を阻害し、売却を妨げる大きな障害となり得ます。  

□家を売るときにオーバーローンかどうかを知る方法

1:住宅ローン残債の確認

オーバーローンの状況を判断する第一歩は、現在の住宅ローン残債を確認することです。
金融機関からの「ローン返済計画書」や「残高証明書」を利用し、残債を正確に把握しましょう。
この情報はオーバーローンの可能性を見極める基盤となります。

2:売却価格の予想

次に、不動産の売却相場を調査し、売却価格を予想します。
それでも、すぐに会社へ依頼するのはハードルが高いと考える方もいらっしゃるでしょう。
そんな方におすすめなのが、国土交通省の「土地総合情報システム」を初めとしたシステムです。

これらのシステムを使って、売却価格はどれくらいか、凡その額を推定してみましょう。
この価格と残債を比較することで、オーバーローンの可能性を見極められます。

3:仲介会社への査定依頼

最後に、仲介会社に家の査定を依頼します。
この査定額と残債を比較することで、オーバーローンのリスクをより正確に把握できます。
 

□まとめ

オーバーローンは、家の売却を検討する際の大きな課題となるかもしれません。
これらの知識を得て、不動産売却への道を開くためにはどうれば良いのか。
不動産売却をしたい方は、さまざまな選択肢を探しておきましょう。

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