
実家の売却を検討している方の中には、片付けや手続きに不安を感じている方も多いでしょう。
しかし、空き家の片付けだと思えば、この問題もいくらか気が楽になるのではないでしょうか。
不安が解消されることで、売却もスムーズに進むはずです。
そこで今回は、実家を空き家と見立てて片付けについて見ていきましょう。
□空き家を売却する前に片付けが必要な理由
空き家を高く売るためには、内見時の印象を良くすることが求められます。
購入希望者は物件を実際に見て判断するため、散乱した家財道具があると物件の魅力が半減するからです。
さらに、物置き状態の家では査定時に不用品処分費用を見積もられてしまい、マイナス評価に繋がるでしょう。
実際にかかる費用よりも高く見積もられることもあり、これが売却価格の低下を加速させてしまいます。
*内見のときに狭く見える
物件の内見は、購入希望者にとって大切な判断材料です。
散らかった家財道具があると、空間が狭く感じられ、購入意欲を損ないます。
清潔で整理された状態であれば、購入希望者は新生活をイメージしやすくなります。
*査定のときにマイナス評価になる
不用品が散乱していると不動産会社は不用品処分費用を見積もり、査定価格からマイナスされます。
自分で処分すれば少ない手間と費用で済む場合も、査定になれば高額なマイナス評価につながるかもしれません。
□空き家売却前の片付けをする際のポイント
実家の片付けは、感情的にも物理的にも大きな負担が伴います。
効率的かつトラブルを回避するために重要なポイントをいくつかご紹介します。
1:貴重品と処分品をきちんと整理しておく
貴重品と思い出の品、処分品を明確に分け、間違えて大切なものを失わないようにしましょう。
また、どれが残すものでどれが捨てるものかを明確にすることが大切です。
2:片付けによるトラブルが起こるケースを知っておく
荷物の片付けには、ご近所トラブルや間違った処分方法による問題が生じるケースも少なくありません。
これらのトラブルを未然に防ぐためにも、事前に情報収集をしたり、その都度に説明を受けたりするなど、対策を怠らないようにしましょう。
3:時間がかかるなら会社に依頼する
自分一人での片付けが困難、または時間がかかると予想される場合は、専門会社に依頼することも考えましょう。
費用はかかりますが、時間と労力を大きく節約できます。
4:自治体のごみ収集日をチェックしておく
自治体によってごみ収集日が異なるため、あらかじめ確認しておきましょう。
その日に合わせて片付けを行うことで、効率的に処分ができます。

□まとめ
実家の売却は、多くの方にとって一生に一度しかありません。
適切な片付けと売却プロセスの理解を深めることで、不安を解消し、成功に導けます。
実家の売却をお考えの方はぜひこの情報を参考に、スムーズで有利な売却を目指してください。