抵当権付きの不動産を売却する方法とは?抵当権の基本も解説します!

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抵当権付きの不動産を売却する方法とは?抵当権の基本も解説します!

不動産を売却しようと思ったとき、抵当権がついている場合、その手続きや影響について心配される方は少なくありません。
中には、そもそも抵当権が一体何なのか、ご存知ない方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、抵当権付き不動産の売却に焦点を当て、抵当権の内容と抵当権付きの不動産を売却する方法をご紹介します。

□不動産に関わる重要な「抵当権」とは?

抵当権とは、金融機関が住宅ローンの履行を保証するために、不動産に設定する権利のことです。
簡単にいうと、貸したお金を確実に回収するための仕組みです。
万一返済が滞った場合には、金融機関は不動産を差し押さえ、競売にかけて貸し出したお金を回収することが可能になります。

また、根抵当権との違いについても理解しておきましょう。
根抵当権は抵当権の一種であり、特定の極度額(限度額)内であれば、繰り返し借入れが可能な点が特徴です。
これにより、不動産の評価額に基づき、必要に応じて融資を受けられます。

□抵当権付きの不動産を売却する3つの方法

抵当権付きの不動産を売却する際には、主に以下の3つの方法があります。

1:手持ちの資金で借入金を返済して売却

住宅ローンやその他の借入金を、自己の資金で全額返済し、抵当権を抹消した後に不動産を売却する方法です。
早期返済が可能な場合に適しており、抵当権がない状態で売却できるため、スムーズに取引が進むメリットがあります。

2:売却して得た資金で借入金を返済する

多くの不動産売却がこのパターンに当てはまります。
売却から得た資金で住宅ローンを返済し、抵当権を抹消します。
この方法は、住宅ローン残高が売却価格に見合っている場合に適した方法です。
抵当権の抹消後、通常通り不動産売却を行います。

3:任意売却を行う

返済が困難になった場合の選択肢として、任意売却があります。
任意売却は競売を避け、金融機関との合意のもとで行う売却方法で、比較的市場価格に近い金額での売却が期待できます。
金融機関にとっても、競売より高額での回収が見込めるため、双方にメリットがある方法です。

□まとめ

抵当権付き不動産の売却は、複雑に思えるかもしれませんが、適切な知識と準備があれば、スムーズに進められます。
本記事では、抵当権の基礎知識から売却方法、その際のメリットまでを解説しました。
これらの情報を活用し、不安を感じずに不動産売却を進めていただければ幸いです。

不動産売却を成功させるためには、各方法の特徴を理解し、自身の状況に最適な選択をするようにしましょう。

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