相続が家しかない場合はどうすれば良いのだろうか?対策をご紹介します!

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相続が家しかない場合はどうすれば良いのだろうか?対策をご紹介します!

「相続の際に、遺産はどのように分割されるのか知りたい」
「相続する財産が家しかない場合、どうすれば良いのか」
このように、財産の相続について疑問をお持ちの方は多いでしょう。
そこでこの記事では遺産分割方法と、円満に相続をするためにできる生前の対策をご紹介します。

□遺産分割方法について紹介します!

遺産分割とは、亡くなった方の財産を相続人で分割することをいいます。

そのため、相続人が1人しかいらっしゃらない場合は分割する必要はありません。

複数人いらっしゃる場合は遺言書に沿って分割します。

遺言書がなければ、誰にどれだけの遺産を分割するのか、分割協議という話し合いで決定します。

*遺言書が存在する場合

遺言書がある場合は亡くなった方の意思を尊重して、遺言書の内容に従って遺産を分割します。

遺言書の内容は、法律で定められた分割割合で相続する法定相続よりも優先されるものです。

自筆証書遺言が見つかった場合は、開封せずに裁判所で確認してもらいましょう。

*遺言書が存在しない場合

遺言書がない場合は、相続人全員が参加して遺産分割協議を行います。

それによって、誰がどの財産をどれだけ引き継ぐのかについて決定します。

遺産分割協議では、相続人全員の合意があれば、法定相続分とは異なる割合で遺産を分割しても問題ありません。

□生前にできる対策について解説します!

円満な相続を実現するためには、生前のうちに自宅以外の資産を作っておくことが重要です。
他の財産があれば、配偶者が自宅を受け継いでも、他の相続人に財産を分割しやすくなるからです。

とはいえ、財産の大半が自宅である場合、これから他の資産を作るのは簡単なことではありません。
そこでおすすめなのが、生命保険の活用です。
生命保険をうまく活用できれば、スムーズに遺産相続を行える可能性が高まります。

具体的には、生命保険の受取人を配偶者以外の方に指定しておくと良いでしょう。
自宅を配偶者に受け継いでもらうようにしておき、他の相続人に対しては生命保険金を受け取ってもらうようにします。
保険金の決め方は加入者の自由ですが、自宅価値と比較して不公平が生じないようにすれば問題なく進むでしょう。

□まとめ

今回は遺産分割方法と、相続をスムーズに進めるために生前に施せる対策について解説しました。
主な相続財産が自宅のみというケースはよくあることですが、遺産が不動産に偏っていると、相続が発生した際にトラブルになりやすいので注意してくださいね。

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