マンションの築年数と資産価値!売却を左右する築年数の影響と高く売るためのポイント

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マンションの築年数と資産価値!売却を左右する築年数の影響と高く売るためのポイント

マンションの売却を検討しているあなたは、築年数が売却価格にどの程度影響するのか気になっているのではないでしょうか。
築年数が経過したマンションは価値が下がるのは事実ですが、その下落幅は築年数によって異なります。
また、築年数が古くても高く売却できるマンションもあります。

この記事では、マンション築年数と価値の関係について具体的なデータや事例を交えながら解説し、築年数が古くても高く売るためのポイントを紹介します。

□マンション築年数と価値の関係

マンションの売却価格に築年数がどのように影響するかを理解することは、売却戦略を立てる上で非常に重要です。
一般的に、築年数が経過するとマンションの価値は下落していく傾向にあります。
これは、建物の老朽化や設備の陳腐化、周辺環境の変化などが影響しているからです。

1:築年数と売却価格の関係

築年数と売却価格の関係は、築年数によって大きく変化します。
新築マンションは購入後1年で価値が急落し、その後も築年数20年あたりまで急激に価値が下落していく傾向があります。

2:築年数による価格下落幅

築年数と価格の関係を具体的に見ていきましょう。
東日本不動産流通機構の「築年数から見た首都圏の不動産流通市場(2018年)」によると、築年数5年以内の築浅物件の平方メートル単価を100とした場合、築年数が経過するにつれて平方メートル単価は下落していきます。

・築6年~10年は約15.9%下落
・築11年~20年は約25~35%下落
・築21年~30年は約52~63%下落
・築31年超は約60%強下落

このように、築年数20年を超えると、価格下落幅が大きくなる傾向が見られます。

3:築20年超のマンションの価値

築20年を超えたマンションは、水回りなどの住設機器が耐用年数を迎えるため、経年劣化による見た目の不衛生感や故障・不具合が増加する可能性があります。
そのため、大規模リフォームが必要になるケースも増え、売却価格に大きな影響を与える可能性があります。

□築年数が古くても売れるマンションの特徴

築年数が古くても高く売却できるマンションには、いくつかの特徴があります。

1:現代の生活様式に合わせた設備や間取り

築年数が古くても、現代の生活様式に合わせた設備や間取りがあれば、買い手のニーズを満たすことができます。
例えば、収納スペースが充実しているウォークインクローゼットや、共働き世帯に人気のディスポーザーや食器洗い乾燥機などが備わっている物件は、築年数が古くても高く売却できる可能性があります。

2:人気の付帯設備がある

マンションに人気のある付帯設備があることも、築年数が古くても高く売却できる要因の一つです。
例えば、24時間ゴミ出し可能、宅配ボックス、浴室乾燥機、カメラ付きインターホンなどは、買い手のニーズが高く、売却価格にプラスの影響を与える可能性があります。

3:築年数を感じさせないリフォーム

築年数が古くても、リフォームによって築年数を感じさせない物件に生まれ変わらせることができます。
特に、水回りや内装などのリフォームは、買い手の印象を大きく左右します。
築年数を感じさせないリフォームを行うことで、築年数よりも物件の魅力が際立ち、高く売却できる可能性があります。

4:立地条件が良い

立地条件が良い物件は、築年数が古くても需要が高いため、高く売却できる可能性があります。
特に、駅徒歩数分圏内や、生活利便性の高いエリアにある物件は、築年数よりも立地の価値が高く評価される傾向があります。

□まとめ

マンションの売却価格に築年数は大きな影響を与えますが、築年数だけが価値を左右するわけではありません。
現代の生活様式に合わせた設備や間取り、人気の付帯設備、築年数を感じさせないリフォーム、立地条件など、築年数以外の要素も売却価格に大きく影響します。
築年数が古いマンションでも、これらの要素を満たすことで、高く売却できる可能性があります。
売却を検討する際は、築年数だけでなく、これらの要素も考慮して、売却戦略を立てましょう。

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