新型コロナウイルスに負けない為に(その1)

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新型コロナウイルスに負けない為に(その1)

皆さん、こんにちは。今回はちまたの経済に大きな打撃を与えている「新型コロナウイルス」に対して私たちがどの様に立ち向かえばよいのか、について私見ですがお話ししたいと思います。

新型コロナウイルスは私たちが年中どこかで引いている通常のコロナウイルスによる風邪とは大きく異なるものです。通常の風邪やインフルエンザなどに罹患すると、発熱や悪寒、身体の震えなどが起こり、まれに肺炎を引き起こすのですが、新型コロナウイルスはこの通常のコロナウイルスの親戚にあたるウイルスと考えられています。これは通常の風邪の様に風邪薬を飲んで安静にしていれば身体の免疫力によって自然治癒する事もあるという事なのですが、この自然治癒する確率が高齢者になる程非常に低くなり、高い確率で肺炎を発症するという事がテレビ等のメディアで盛んに報じられています。

更に、これらのウイルスに感染した方のうち、酒やたばこを好まれる方は、高い割合で重篤な症状になりやすく、元ドリフターズの志村けんさんも、ヘビースモーカーだったという事で、肺疾患がある為に重篤な症状が現れてお亡くなりになったとメディア情報で聞いております。志村けんさんの死は私も本当にショックでしたし、70歳という若さはまだまだこれから人生の総仕上げが始まる準備段階だったと思います。

新型コロナウイルスに負けない為に(その1)

この新型コロナウイルスは通常の季節性インフルエンザなどとは異なり、春になって暖かくなれば活動が弱まるのではないかという期待を見事に裏切っています。その証拠として、現在の南半球(夏から秋の気候)でもコロナウイルスの患者が増え続けている現状がある限り、完全なウイルスの封じ込め対策を見つける、あるいは新型コロナウイルスに有効なワクチンを開発する以外に有効な手立ては無いと思われます。

日本政府の最近の対策としては、新型コロナウイルスの感染源となる人達、特に若年層から50代までの生産年齢人口に対して、不要不急の外出をしない様に要請しています。当然ながらその影響は様々な経済活動に支障を与え始めており、特に飲食業界、ホテル宿泊業界に大打撃を与えています。これらの業界は売上が前月比80%減となった所も多くあり、リーマンショックを超える経済危機がとうとうやって来てしまったという他には表現のしようがありません。

新型コロナウイルスに負けない為に(その1)

日本政府にはこれから一段と冷え込む日本経済について、諸外国が実施している様な大胆かつ迅速な経済対策を行って欲しいと切に希望します。弊社を含め、我々中小企業はキャッシュフローが何よりも大切です。B/SやP/Lの中身がどうであれ、究極は「明日の資金繰りが上手く出来るか」に全てが掛かっているのです。ほとんどの経営者が考えなければならないのはこの事で、人間に例えればお金という血液が足らなくなっている(貧血)状態です。ここに大胆な金融政策(輸血)を行い、中小企業の体力をまず改善させる事が喫緊の施策ではないでしょうか。

日本は中小企業で成り立っている国家です。大企業も中小企業と共に成長してきたのですから、この中小企業の元気がないと大企業も日々体力がすり減ってきます。決して大企業だから無事である訳ではありません。先ほどもお話した通り、様々な業界に対して大胆かつ速やかに財政出動(現金給付等)を行い、中小企業の体力回復を図って頂きたいと思います(その2に続く)。

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